リフォームwiki パナソニックのエコキュートについて
空気の熱で、お湯をつくる。
ヒートポンプの仕組みと、住宅の給湯にかかるエネルギーについて。省エネ性能や光熱費の比較は、前提条件と合わせて紹介します。
空気の熱を集めて、お湯づくりに活用
エコキュートは、屋外のヒートポンプユニットで空気の熱を取り込み、お湯をつくって貯湯ユニットにためる給湯機です。電気は主に圧縮機などの運転に使い、空気の熱も利用します。
- 空気熱交換器で、冷媒に空気の熱を取り込む。
- 圧縮機で冷媒を圧縮し、高温にする。
- 水冷媒熱交換器で水に熱を渡し、お湯をつくる。
- 膨張弁で冷媒を低温に戻し、再び空気の熱を取り込む。

自然冷媒CO₂を使用。沸き上げ温度はおおむね約65〜90℃で、運転条件により変わります。貯湯中や配管を通る間にも放熱が生じます。
家庭のエネルギーの約4分の1が給湯
| 用途 | 構成比 |
|---|---|
| 給湯 | 27.7% |
| 冷暖房 | 28.4% |
| 厨房 | 9.7% |
| 動力・照明など | 34.2% |
毎日使うお湯のつくり方は、住まい全体の省エネにも関わります。カタログでは、ZEH住宅の調査でエコキュートの採用割合が75.8%だったことも紹介されています。
用途別割合:資源エネルギー庁資料(2025年6月)。ZEHの採用割合:2024年度調査、5,288件、「ZEH実証事業 調査発表会2025」より。すべての住宅の採用割合を示す数値ではありません。
省エネ性能は、年間給湯保温効率で確認
フルオートタイプでは、給湯とふろ保温に使う熱量を、年間の消費電力量で割った「年間給湯保温効率」が目安になります。同じ試験条件なら、数値が大きいほど少ない電気で熱をまかなえます。
カタログの代表例は、HE-JPU37NQSで年間給湯保温効率4.1。機種や容量、使用条件によって性能は異なります。
JIS C 9220に基づく値。「ぬくもりチャージ」使用時。建築物省エネ法の計算に用いる効率などとは定義・計算条件が異なるため、そのまま置き換えることはできません。
給湯のランニングコストを比較
| 給湯方式 | エコキュートを1とした比 |
|---|---|
| エコキュート | 1 |
| 電気温水器 | 約4 |
| 都市ガス給湯器 | 約3 |
| 石油給湯器 | 約4 |
この比較は一定の使用量・地域・料金条件での試算です。ご家庭の湯量や契約プラン、設置環境によって結果は変わります。
比較の条件
エコキュートHE-JPU37NQS、電気温水器DH-37G6QU。大阪地区の外気温・水温、JIS C 9220の年間給湯熱量を基に試算。エコキュートは「おまかせ節約」。関西電力「はぴeタイムR」(2026年3月)、都市ガス144.16円/m³(2026年3月)、灯油126.6円/L(2026年1月)の条件。電気の燃料費調整額・基本料金など、機器代・工事費は含みません。
住まい全体の試算では、オール電化住宅とガス併用住宅を比べ、年間光熱費は約15万円と約23万円、一次エネルギー消費量は約71.5GJと約82.6GJとされています。
住宅全体の比較はWebプログラムVer.3.8.0、地域区分6、延べ床面積119.98m²、外皮平均熱貫流率UA値0.87、エコキュート効率3.7/ガス給湯器効率78.2%などのモデル条件によるカタログ試算です。給湯機単体の差額や、すべての住宅の節約額を示すものではありません。