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給湯器 香川博之

電気温水器の電気代が高い原因は?節約方法とエコキュートとの違いを解説

電気温水器を使用していて、「以前より電気代が高くなった」「冬になると請求額が大きく増える」と感じていませんか。 電気代が高くなる原因は、電気温水器の故障とは限りません。電気料金単価の変化、昼間の沸き増し、お湯の使用量、タンクの設定、給湯配管の漏水など、複数の原因が考えられます。 また、電気温水器は電気ヒーターで水を直接温めるため、空気の熱を利用するエコキュートよりも、給湯に使用する電力量が多くなりやすい設備です。 この記事では、電気温水器の電気代が高くなる原因、自宅で確認できるポイント、無理なくできる節約方法を解説します。

電気温水器の電気代が高い原因と節約方法

電気温水器の電気代はなぜ高くなりやすい?

一般的な電気温水器は、タンク内に設置された電気ヒーターで水を温め、沸かしたお湯をタンクにためて使用します。

電気温水器は、投入した電気を使って水を直接加熱します。一方、エコキュートはヒートポンプを動かし、屋外の空気から集めた熱を使ってお湯を沸かします。

比較項目電気温水器エコキュート
加熱方法電気ヒーターで直接加熱空気の熱をヒートポンプで利用
主な機器貯湯タンク貯湯タンク+ヒートポンプユニット
給湯に使う電力量多くなりやすい抑えやすい
設置スペース比較的抑えやすい2つの機器を置く場所が必要

資源エネルギー庁では、一定の条件による試算として、従来の電気温水器からエコキュートへ変更すると、給湯にかかる電気料金を約75%削減できる例を紹介しています。

ただし、この数字がすべての家庭に当てはまるわけではありません。地域、電気料金プラン、家族人数、使用湯量、機種、季節などによって結果は変わります。

電気温水器とエコキュートの仕組みから確認したい方は、電気温水器とエコキュートの違いを解説した記事もご覧ください。

電気代が高くなったときは金額より使用電力量を確認する

電気代が上がったときは、請求金額だけで給湯器の異常と判断しないことが大切です。

電気料金は、使用電力量だけでなく、契約単価、燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金などの影響を受けます。同じ電力量を使っていても、請求金額が前年より高くなる場合があります。

まず、電力会社の検針票や会員ページで、次の項目を比較しましょう。

  • 今月と前年同月の使用電力量(kWh)
  • 電気料金プラン
  • 昼間と夜間の使用電力量
  • 時間帯別の料金単価
  • 契約容量や基本料金

確認の目安

請求金額だけが増えて使用電力量がほぼ同じなら、料金単価の変化が主な原因かもしれません。使用電力量そのものが大きく増えている場合は、電気温水器の運転や生活の変化を確認します。

電気温水器の電気代が高くなる7つの原因

1.昼間の沸き増しが増えている

タンク内のお湯が少なくなると、お湯切れを防ぐために昼間でも沸き増しを行う機種があります。

夜間より昼間の電気料金が高いプランを契約している場合、昼間の沸き増しが増えると電気代も高くなりやすくなります。

来客、長時間のシャワー、家族人数の増加など、以前よりお湯の使用量が増えていないか確認しましょう。

2.電気料金プランが使い方に合っていない

古い電気温水器では、夜間の通電を前提とした契約になっていることがあります。ただし、電力会社の料金プランは変更・終了している場合があります。

夜間に沸かしているから必ず安いとは限りません。現在契約しているプランの時間帯と、電気温水器が実際に沸き上げている時間が合っているか確認してください。

3.お湯の使用量が増えている

シャワーの時間が長くなった、浴槽のお湯を毎日入れ替えるようになった、家族が増えたなどの変化があると、必要な沸き上げ量も増えます。

特に冬は給水温度が低いため、同じ量のお湯を使っても、夏より多くのエネルギーが必要です。

4.沸き上げ設定が生活に合っていない

必要以上に多い湯量で毎日沸き上げていると、使わないお湯まで加熱することになります。

反対に、設定湯量を減らしすぎると、昼間の沸き増しが増えてしまう場合があります。単純に設定を最低まで下げれば節約になるとは限りません。

5.配管や本体から漏水している

給湯配管やタンクからお湯が漏れると、失われた分を補うために水を再加熱します。その結果、水道代と電気代の両方が増える可能性があります。

電気温水器の周囲が常に濡れている、排水口から水が流れ続けている、水道メーターが使用していないときも動いている場合は、漏水を疑いましょう。

6.タンクや配管から熱が逃げている

給湯配管の保温材が外れている、破れている、雨や紫外線で劣化している場合は、お湯が蛇口へ届くまでに熱が逃げやすくなります。

古い電気温水器では、タンクの保温性能や温度を検知する部品に問題が生じ、沸き上げ回数が増えることも考えられます。

7.電気温水器以外の電力使用量が増えている

暖房、冷房、浴室乾燥機、食器洗い乾燥機、IHクッキングヒーターなど、ほかの設備が電気代増加の原因になっている場合もあります。

オール電化住宅では、給湯以外にも多くの設備が電気を使用します。時間帯別の使用量を確認し、どの時間に電力使用量が増えているかを調べましょう。

電気温水器の漏水と正常な排水の違い

電気温水器から水が出ていても、すべてが故障とは限りません。

タンク内の水は温められると体積が増えるため、沸き上げ中に膨張した分の水を排水することがあります。この排水は正常な動作です。

状態判断の目安
沸き上げ中だけ排水する正常な膨張水の可能性がある
少量の水が一時的に出る正常動作の場合がある
一日中水が流れている弁や配管の不具合が疑われる
本体の外装や底部から漏れているタンク本体や内部配管の故障が疑われる
地面が常に濡れている漏水箇所の確認が必要

排水が正常か分からない場合は、出ている時間帯と場所を確認し、可能であれば写真や動画を撮影してください。

高温のお湯が出ている可能性があるため、排水口や配管へ直接触れて確認するのは危険です。

今日からできる電気温水器の節約方法

沸き上げモードを確認する

電気温水器に「おまかせ」「多め」「少なめ」などの沸き上げモードがある場合は、現在の生活に合っているか確認します。

設定名や動作は機種によって異なるため、取扱説明書を確認して変更してください。

昼間の沸き増しを必要以上に繰り返さない

入浴前に毎回手動で沸き増しをするなど、必要以上の操作をしていないか確認します。

ただし、無理に沸き増しを停止するとお湯切れする場合があります。家族のお湯の使い方に対してタンク容量が不足していないかも確認しましょう。

シャワーを出しっぱなしにしない

シャワーの使用時間を短くすると、水道使用量だけでなく、お湯を作るための電力も抑えられます。

家族全員が少しずつ意識することで、タンクのお湯切れや昼間の沸き増しを減らしやすくなります。

浴槽のふたを使用する

浴槽のふたを閉めると、お湯が冷めにくくなります。自動保温や追いだきの回数を抑えることにもつながります。

配管の保温材を確認する

屋外配管の保温材が破損している場合は、熱損失だけでなく冬季の凍結にもつながります。

配管の種類や施工方法に合わない補修をすると漏水の原因になるため、劣化が大きい場合は専門業者へ相談してください。

料金プランを確認する

電力会社の現在のプランと電気温水器の沸き上げ時間を確認します。プランを変更する場合は、給湯器以外の時間帯別使用量や、基本料金も含めて比較しましょう。

無理な節約設定には注意してください

電源を毎日切る、沸き上げ温度を自己判断で大きく変更するなどの使い方は、お湯切れや衛生面、凍結防止運転へ影響する可能性があります。必ず機種の取扱説明書に従ってください。

電気代が急に増えた場合は故障の可能性もある

生活人数やお湯の使い方が変わっていないのに使用電力量が急に増えた場合は、電気温水器に不具合が発生している可能性があります。

  • 本体や配管から水が漏れている
  • 沸き上げ運転が以前より長く続く
  • 同じエラーコードが繰り返し表示される
  • お湯の減りが極端に早い
  • 設定温度まで沸き上がらない
  • ブレーカーが繰り返し落ちる
  • 異常な音や焦げたような臭いがする

エラーが表示されている場合は、番号を控えてから給湯器エラーコード早見表をご確認ください。

焦げ臭い、煙が出ている、ブレーカーが何度も落ちる場合は、無理に運転を続けないでください。感電のおそれがあるため、濡れた手で本体やブレーカーへ触れないようにしましょう。

古い電気温水器は修理と交換のどちらがよい?

電気代が高いという理由だけで、すぐに電気温水器を交換する必要はありません。まずは料金単価、使用電力量、設定、漏水などを確認します。

一方、次のような場合は、修理だけでなく交換も比較することをおすすめします。

  • 設置から10年以上経過している
  • 水漏れやエラーが発生している
  • 修理部品の供給が終了している
  • 短期間に複数回故障している
  • 電気代を中長期的に抑えたい
  • 家族構成にタンク容量が合っていない

電気温水器の年数や症状から判断したい方は、電気温水器の寿命と交換時期を解説した記事もあわせてご覧ください。

古い機種を高額で修理しても、別の部品が故障する可能性があります。修理費用、本体交換費用、今後の電気代を総合的に比較しましょう。

エコキュートへの交換で電気代を抑えられる?

電気温水器の電気代を大きく見直したい場合は、エコキュートへの交換が選択肢になります。

エコキュートは空気の熱を利用するため、電気ヒーター式の電気温水器より、給湯に必要な電力量を抑えやすい設備です。

ただし、交換には本体代と工事費がかかります。また、貯湯タンクとは別にヒートポンプユニットを設置するスペースが必要です。

交換できる条件や費用については、電気温水器からエコキュートへ交換する費用と工事内容で詳しく解説しています。

2026年は補助金も確認しましょう

対象となるエコキュートへの交換では、国や自治体の補助制度を利用できる場合があります。既存の電気温水器を撤去すると、追加の補助対象になる可能性もあります。

2026年に給湯器交換で使える補助金・助成金を確認する

電気温水器の電気代・故障でお困りなら生活修理案内所へ

電気温水器の電気代が高くなった原因は、料金プランや使い方だけでなく、漏水や部品の不具合が関係している場合があります。

生活修理案内所では、現在の型番、使用年数、設置状況、症状を確認し、点検・修理・交換についてご案内します。

電気温水器の状態を無料で相談できます

  • 以前より電気代が高くなった
  • 昼間の沸き増しが増えている
  • 本体の周囲が濡れている
  • お湯の減りが早くなった
  • エコキュートへの交換費用を知りたい
  • 補助金の対象機種を選びたい

設置環境をうまく説明できない場合や、型番が分からない場合もご相談ください。

電話で相談する:0120-123-099

給湯器の修理・交換について詳しく見る

お問い合わせの際は、本体全体、型番ラベル、配管部分、水が出ている場所、リモコン表示などの写真があると確認がスムーズです。

まとめ

電気温水器の電気代が高くなったときは、請求金額だけでなく、前年同月の使用電力量を確認することが大切です。

使用電力量が増えている場合は、昼間の沸き増し、お湯の使用量、沸き上げ設定、料金プラン、配管や本体からの漏水などを順番に確認しましょう。

設置から10年以上経過している場合や、水漏れ・エラー・温度異常などがある場合は、修理と交換の両方を比較する時期に入っています。

電気代を中長期的に抑えたい場合は、エコキュートへの交換も選択肢です。初期費用、設置条件、今後の電気代、利用できる補助金を含めて検討しましょう。

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