エコキュートの寿命は約10年がひとつの目安
エコキュートは、約10年が点検や交換を検討するひとつの目安です。
ただし、10年経過したら必ず壊れるわけではありません。使用頻度、水質、設置環境、日頃のお手入れなどによって、使用できる期間は変わります。
反対に、使用開始から10年未満でも、部品の劣化や設置環境の影響によって故障することがあります。
設計標準使用期間は保証期間ではありません。標準的な条件で使用した場合に、安全上支障なく使用できる期間として設計上設定された目安です。
エコキュートを構成する主な部品
エコキュートは、屋外に設置された2つの機器と、浴室・台所のリモコンなどで構成されています。
- ヒートポンプユニット:空気中の熱を利用してお湯を作る
- 貯湯タンクユニット:作ったお湯をためて供給する
- リモコン:湯温、湯量、湯はりなどを操作する
- 配管・弁・ポンプ類:お湯や水を循環・制御する
エコキュート本体が丸ごと壊れるとは限らず、弁、ポンプ、センサー、基板など一部の部品だけに不具合が起きることもあります。
寿命や故障が疑われる7つの交換サイン
1.お湯が沸かない
沸き上げを行っても残湯量が増えない場合は、ヒートポンプユニットや基板、センサーなどに不具合が起きている可能性があります。
2.お湯の温度が安定しない
設定温度よりぬるい、急に水になるなどの症状が繰り返される場合は、混合弁や温度センサーなどの点検が必要です。
3.エラーコードが何度も表示される
一度解除しても同じエラーが再表示される場合は、故障が解消していない可能性があります。表示された英数字をメモしておきましょう。
4.タンクや配管から水が漏れている
貯湯タンクの周辺や配管接続部が常に濡れている場合は、水漏れの可能性があります。
ただし、沸き上げ中に排水口から水が出たり、ヒートポンプユニットの下に結露水が出たりするのは正常な場合もあります。
5.運転音が以前より大きくなった
ファンや圧縮機からこれまで聞こえなかった音が続く場合は、部品の摩耗や異物の接触などが考えられます。
6.お湯の減りが以前より早い
使い方を変えていないのに残湯量が急激に減る場合は、水漏れや温度調整部品の不具合も考えられます。
7.複数の不具合を繰り返している
一度修理しても別の箇所が故障するようになった場合は、機器全体の経年劣化が進んでいる可能性があります。
故障かもしれないときに確認すること
修理を依頼する前に、安全な範囲で次の項目を確認しておくと、症状を伝えやすくなります。
- リモコンに表示されているエラーコード
- お湯が出ない場所は一部か、家全体か
- タンクの残湯量
- 断水や停電が発生していないか
- エコキュート専用ブレーカーの状態
- 水が出ている場所と時間帯
- 異音が発生している機器と時間帯
エラーの解除方法は機種ごとに異なります。取扱説明書に記載された方法以外で、ブレーカーの入り切りを何度も繰り返すのは避けてください。
焦げたような臭い、煙、激しい異音、大量の水漏れなどがある場合は、無理に使用を続けず、販売店や修理業者へ相談しましょう。
修理が向いているケース
次のような場合は、本体交換ではなく部品修理で対応できる可能性があります。
- 使用開始からそれほど年数が経過していない
- 故障している箇所が特定できている
- 必要な交換部品が供給されている
- 過去に大きな故障を繰り返していない
- 保証期間または延長保証の対象になっている
保証内容は、本体、ヒートポンプ、貯湯タンクなどの部位によって異なる場合があります。保証書と購入時の書類を確認しましょう。
交換を検討した方がよいケース
次のような場合は、修理費用だけでなく、今後の故障リスクも含めて交換を検討しましょう。
- 設置または製造から10年前後経過している
- 修理後も別の不具合を繰り返している
- 修理に必要な部品が供給されていない
- ヒートポンプやタンクなど主要部分に不具合がある
- 修理費用が高額になる
- 家族人数が変わり、タンク容量が合わなくなった
- 電気代や省エネ性能を見直したい
古い機種では、故障箇所が直っても別の部品が続けて劣化することがあります。修理費用だけで判断せず、使用年数や部品供給状況も確認することが大切です。
補修部品がなくなると修理できない場合がある
メーカーは、製品の機能を維持するために必要な補修用性能部品について、保有期間を定めています。
この期間は一般的に、購入日ではなくメーカーがその製品の製造を打ち切った時点から数えます。
保有期間を過ぎても必ず部品がなくなるわけではありませんが、部品を用意できず修理できない可能性が高くなります。
長期間使用しているエコキュートは、修理を依頼する前に型番と製造年を確認しておくと判断しやすくなります。
エコキュートの使用年数と型番を確認する方法
型番や製造年は、貯湯タンクユニット本体に貼られた銘板やラベルで確認できます。
確認するときは、前面パネルを取り外さず、外側から見えるラベルだけを確認してください。
相談時には、次の情報や写真があるとスムーズです。
- メーカー名
- 貯湯タンクの型番
- ヒートポンプユニットの型番
- 製造年
- リモコンのエラー表示
- 本体全体と配管周辺の写真
- 現在困っている症状
完全に故障する前の相談がおすすめ
エコキュートが完全に故障すると、交換が終わるまでお湯を使えなくなる可能性があります。
10年前後使用しており、温度の不安定、エラー、水漏れなどが現れ始めた場合は、まだ使用できる段階で点検や交換の見積もりを取っておくと安心です。
生活修理案内所では、エコキュートの症状確認、機種選定、交換のお見積もりに対応しています。
現在の型番が分からない場合や、「修理と交換のどちらがよいか分からない」という段階でも、お気軽にご相談ください。
電話で無料相談:0120-123-099
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