シャワー&パウダーⅡ モノクロームとは?
「シャワー&パウダー」は、浴槽・洗面・トイレが一体になった3点式ユニットと同程度のスペースを活用し、シャワー室と独立したトイレルームを設ける水廻りユニットです。初代は2005年に発売され、今回の「モノクローム」は発売20周年を記念した上位モデルです。
大きなポイントは、単に設備を新しくするのではなく、限られた空間の中でトイレとシャワーを分けられることです。一般的な在来工法で壁や床を一から造る方法とは異なり、メーカーによる一体施工を前提としたユニット化により、大工工事の手間や工期、コストの抑制につながると案内されています。
浴槽のある一般的なユニットバスへ交換する商品とは目的が異なります。プランによっては入浴設備がシャワーのみになるため、入居者や利用者のニーズを確認して検討しましょう。

セパレート1216サイズ

1116サイズ
3点ユニットバスを分離すると何が変わる?
| 比較項目 | 一般的な3点式ユニット | シャワー&パウダーⅡ |
|---|---|---|
| 空間 | 浴室・洗面・トイレが同室 | シャワー室とトイレを分離 |
| トイレの使用 | 床や便器が濡れやすい | シャワー使用中の水が入りにくい |
| 入浴設備 | 小型浴槽を備える例が多い | 基本的にシャワー中心 |
| 向いている利用者 | 浴槽を優先する方 | トイレ別やシャワーの使いやすさを優先する方 |
「バス・トイレ別」は賃貸住宅や宿泊施設を選ぶ際の条件に挙げられやすいため、既存物件の魅力を見直す選択肢になります。一方、浴槽を使いたい層には合わない可能性があります。物件の立地、想定する入居者、宿泊客の滞在期間などを踏まえて判断することが大切です。
上位モデルで追加された主な特徴
ブラック・グレー・ホワイトを基調とした内装
壁、天井、床、間仕切りドアなどをモノトーン系でコーディネートできます。20周年記念モデルの限定壁柄4種類も用意され、従来以上にデザインをそろえやすくなりました。
強化ガラスのスイングドアを選択可能
セパレート1216では、ホテルライクな強化ガラス製スイングドアを選べます。ドア上部のガラリを利用した仕様も設定され、視覚的なノイズを抑えた空間を目指しています。
オーバーヘッドシャワーへ対応
全高を100mmまたは200mm高くする仕様が用意され、天井の高い物件ではオーバーヘッドシャワーも採用できます。標準で付く機能ではなく、建物条件や選択プランの確認が必要です。
アラウーノS160(タイプ2)を標準搭載
トイレには、泡を利用して便器内を洗う全自動おそうじトイレ「アラウーノS160(タイプ2)」が標準搭載されます。日常の清掃負担を軽くしたい賃貸住宅や宿泊施設にも注目したい仕様です。
サイズとメーカー希望小売価格
公式情報では、シャワー・トイレタイプに1014サイズと1116サイズ、セパレートタイプに1216サイズが掲載されています。数字は空間寸法の目安を表しますが、実際の製品外寸や必要施工寸法は図面で確認が必要です。
メーカーの情報として1116サイズの写真のプランは、参考希望小売価格1,463,000円(税込)にプラス工事費が必要になりますが、
生活修理案内所であれば総額で100万円以内で工事可能な事が多いです。
実際の総額には、既存ユニットの解体・撤去処分、搬入、給排水、電気、換気、下地、内装などの工事費が加わる場合があります。選ぶ壁柄、ドア、シャワーなどでも価格は変わるため、現地調査後の見積もりで比較してください。
どのような建物に向いている?
ワンルーム・賃貸マンション
専有面積が限られ、大幅な間取り変更が難しい住戸で、3点ユニットからトイレ別への改修を検討する場合に候補となります。退去後の原状回復や設備更新に合わせれば、工事計画も立てやすくなります。
ビジネスホテル・簡易宿所
浴槽よりシャワー利用が中心の施設では、トイレを独立させながらデザイン性を高めたい場合に検討できます。客室を止める期間が売上に影響するため、工期と施工順序の確認が重要です。
学生寮・社員寮
限られた個室内でシャワーとトイレを分けたい場合の選択肢です。清掃方法、耐久性、将来のメンテナンス、複数室を順番に工事する工程まで含めて計画しましょう。
一般の戸建て住宅でも条件が合えば相談できますが、主な強みが生きるのは、既存の3点式ユニットを省スペースで分離したい物件です。
設置できるか現地調査で確認すること
- 既存ユニットと設置予定場所の寸法
- 梁、柱、壁、床、天井高などの構造
- 給水・給湯・排水管の位置と状態
- 換気ダクトと電気配線の経路
- 玄関、廊下、階段、エレベーターなどの搬入経路
- 周囲の内装をどこまで補修するか
- マンションの管理規約と工事申請
- アスベスト事前調査の要否と結果
「現在が3点ユニットだから交換できる」とは限りません。同じ呼称のサイズでも建物や製品によって納まりが異なります。特に集合住宅では共用配管や躯体へ勝手に手を加えられないため、管理組合への確認も必要です。
工事できる範囲や管理規約については、マンションリフォームでできること・できないことも参考にしてください。
導入前に考えたい注意点
浴槽をなくしてよいか
トイレ別になる一方、浴槽がなくなるプランでは、湯船を重視する入居者や宿泊客の需要を取りこぼす可能性があります。周辺物件の設備やターゲットを調査して判断しましょう。
商品価格だけで収支を判断しない
本体価格とは別に、解体、配管、換気、電気、内装、搬入などが必要です。複数戸を改修する場合は、1室当たりの費用だけでなく、工事中の空室期間や更新後の賃料設定も含めて検討します。
将来の修理と部品交換も確認する
日常清掃の方法、消耗部品、点検口、トイレや水栓の修理方法も確認しておくと、導入後の管理計画を立てやすくなります。
3点ユニットバスのリフォームは生活修理案内所へ

生活修理案内所では、マンション、アパート、ホテル、寮などの水まわりリフォームについてご相談を承っています。
「シャワー&パウダーⅡを設置できるか知りたい」「浴槽を残す案とも比較したい」「複数室の改修費用を確認したい」といった検討段階からご相談ください。建物の条件とご希望を確認し、無理に一つの商品へ決めつけず、適した方法をご案内します。
お見積もりだけでも大歓迎です。訪問見積もりの場で注文する必要はありませんので、内容を持ち帰ってゆっくりご検討いただけます。押し売りや不要な工事・商品の提案もいたしません。