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リフォーム 香川博之

窓リフォームで補助金は使える?先進的窓リノベ2026について

窓の近くが暑い・寒い、結露が多い、外の音が気になる——このような悩みは、窓の断熱リフォームで改善できる可能性があります。

2026年は、国の「先進的窓リノベ2026事業」により、一定の断熱性能を満たす内窓設置、外窓交換、ガラス交換などが補助対象になります。住宅は1戸あたり最大100万円ですが、すべての窓や製品が対象になるわけではありません。

また、工事を先に進めてしまった、工事前写真を撮り忘れた、登録されていない製品を選んだといった場合は、補助金を受けられない可能性があります。この記事では、2026年10月24日時点の公式情報をもとに、対象工事、申請条件、注意点を分かりやすく解説します。

補助制度の予算、受付期間、対象製品は変更される場合があります。契約前に必ず先進的窓リノベ2026事業の公式サイトと登録事業者へご確認ください。

窓リフォームで使える先進的窓リノベ2026事業の補助金案内

窓リフォームで補助金は使える?先進的窓リノベ2026について

先進的窓リノベ2026事業は、断熱性能の高い窓を普及させ、住宅の省エネ化や快適性向上を進めるための国の補助制度です。戸建住宅だけでなく、マンションなどの集合住宅も対象になります。

項目住宅リフォームの主な内容
対象既存住宅の窓・ガラスの断熱改修
補助上限住宅1戸あたり100万円
最低申請額1申請あたり5万円以上
工事着手期間2025年11月28日以降、遅くとも2026年12月31日まで
交付申請遅くとも2026年12月31日まで
申請予約遅くとも2026年11月16日まで

いずれも予算上限に達した場合は期限前に受付が終了します。補助額は、工事方法、住宅の建て方、製品性能、窓の大きさによって決まり、一律ではありません。

補助金の対象になる窓リフォーム

主な対象工事は、ガラス交換、内窓設置、外窓交換です。窓工事と同じ契約で同時に申請する場合は、一定のドア交換も対象になる可能性があります。

工事方法工事内容特徴
ガラス交換既存サッシを残し、ガラスを複層ガラスなどへ交換枠を残せるが、サッシ自体の断熱性や状態も確認が必要
内窓設置既存窓の室内側へ新しい窓を追加工期を抑えやすく、断熱・結露・防音対策を検討しやすい
外窓交換・カバー工法既存の窓枠を残し、その上から新しい枠を設置壁を大きく壊さず、サッシごと性能を高めやすい
外窓交換・はつり工法既存枠を撤去し、新しい窓枠と窓を設置工事範囲は広いが、劣化した枠まで交換できる
ドア交換カバー工法またははつり工法で断熱ドアへ交換窓工事と同一契約で同時申請する場合に限り対象になり得る

対象になるのは、事務局が性能要件を満たすと確認した登録製品です。見た目が似た複層ガラスや内窓でも、製品型番が登録されていなければ対象になりません。

内窓・ガラス交換・外窓交換はどれを選ぶ?

費用と工期を抑えながら断熱したいなら内窓

既存窓の内側へもう一つ窓を設ける方法です。窓と窓の間に空気層ができるため、断熱性を高めやすく、外からの音を軽減する効果も期待できます。既存窓との間隔、カーテン、家具、窓の開閉頻度を確認して選びます。

既存サッシを活用したいならガラス交換

サッシを残してガラスだけを交換します。サッシの状態がよい場合に検討しやすい方法ですが、アルミサッシ部分から熱が伝わる場合があります。ガラスだけで悩みを十分に改善できるか確認が必要です。

サッシごと性能を見直したいなら外窓交換

窓枠を含めて見直すため、サッシの劣化、すき間風、開閉不良も合わせて改善できる可能性があります。カバー工法とはつり工法では、費用、工期、室内外の納まりが異なります。

補助額が最も高い方法ではなく、結露、暑さ、寒さ、音、開閉不良など、解決したい悩みに合う方法を選ぶことが大切です。

補助額は窓の性能・大きさ・工法で変わる

先進的窓リノベ2026事業の補助額は、窓ごとに計算されます。主に次の条件で金額が変わります。

  • 戸建住宅・低層集合住宅・中高層集合住宅のどれか
  • ガラス交換、内窓設置、外窓交換などの工事方法
  • P・S・Aなど対象製品の性能区分
  • 特大・大・中・小など窓のサイズ区分

たとえば戸建住宅の内窓設置では、公式に登録された製品の性能と窓面積に応じて1窓ごとの補助額が決まります。2026年から内窓には面積4.0㎡以上の「特大」区分も設けられています。

ただし、カタログ上の呼び寸法だけで補助額を確定できないことがあります。見積書では、製品型番、性能区分、窓サイズ、予定補助額を窓ごとに確認しましょう。

住宅1戸あたり最大100万円でも全員が満額を受け取れるわけではない

「最大100万円」は、住宅1戸あたりの補助上限です。窓を1か所交換すれば100万円を受け取れるという意味ではありません。

実際の補助額は、対象となる各窓の定額補助を合計して計算します。また、1申請あたりの補助額が5万円未満の場合は申請できません。小さな窓を1か所だけ施工する場合などは、最低申請額に届かない可能性があります。

補助金を使うために不要な窓まで工事する必要はありません。工事費、補助予定額、補助後の自己負担、期待できる効果を比べて、必要な窓を選びましょう。

補助金を使うために必ず守りたい5つの条件

  1. 登録された窓リノベ事業者と契約する
    消費者が自分で事務局へ直接申請する制度ではありません。
  2. 登録された対象製品を使う
    製品のメーカー名だけでなく、対象となる正式な型番を確認します。
  3. 工事請負契約を結んでから着工する
    契約前に工事を始めた場合は対象外です。
  4. 工事前・工事後の写真を残す
    2026年制度では工事前写真を撮り忘れた場合、提出免除依頼書を利用できず、補助金を受けられません。
  5. 1申請あたり5万円以上にする
    先進的窓リノベ2026事業単独で最低申請額を満たす必要があります。

補助対象製品を自分で購入し、取付だけを別業者へ依頼する「施主支給・材工分離」は対象外です。補助金を希望することを見積もり前に施工店へ伝えてください。

補助対象にならない主な工事

  • 登録されていない製品を使う工事
  • 中古品・展示品を使う工事
  • 外気に面していない窓やドアの工事
  • 窓を伴わず、ドアだけを交換する工事
  • 窓とドアを別々の契約にしている工事
  • 新しく開口部を作る工事や、窓の位置を変更する工事
  • 増築部分へ新しく窓を設置する工事
  • 補助額が工事費を上回る工事
  • 過年度の先進的窓リノベ事業で補助を受けた同じ開口部
  • 工事前写真を残していない工事

住宅の性能評価書を提出することで例外的に対象となる工事もありますが、一般的な窓交換とは手続きが異なります。個別条件は登録事業者と事務局へ確認してください。

マンションの窓リフォームでも補助金を使える?

マンションなどの集合住宅も補助対象です。ただし、窓サッシや玄関ドアは共用部分として扱われることが多く、所有者が自由に交換できない場合があります。

内窓は専有部分として認められる場合がありますが、管理規約によって異なります。工事を契約する前に、管理組合または管理会社へ次の点を確認しましょう。

  • 内窓・ガラス・サッシのどこまで個人で工事できるか
  • 事前申請や理事会承認が必要か
  • 色、形、ガラス性能に指定があるか
  • 工事可能な曜日・時間、搬入・養生のルール

管理組合が全住戸をまとめて改修し、一括申請する方法もあります。個人申請と一括申請では手続きが異なるため、先に管理組合へ相談してください。

窓リフォームで期待できる効果

内窓リフォーム前の結露と冷気、リフォーム後の断熱性向上を比較した窓

冬の冷気と夏の日射熱を抑えやすくなる

窓は住宅の中でも熱が出入りしやすい場所です。断熱性能の高い窓へ改修することで、窓際の冷えや暑さを和らげ、冷暖房効率の改善が期待できます。

結露を軽減できる可能性がある

室内側の窓表面温度が下がりにくくなることで、結露を抑えやすくなります。ただし、室内の湿度、換気不足、壁の断熱状態によっては結露が残るため、窓だけで完全になくなるとは限りません。

外からの音を軽減できる場合がある

内窓を設けると窓が二重になり、外部の音を軽減できる可能性があります。音の種類、窓のすき間、換気口、壁の構造によって効果は変わります。

防犯性や開閉のしやすさも見直せる

外窓交換では、古いサッシのがたつきや鍵も一緒に見直せます。ただし、断熱ガラスが必ず防犯ガラスであるとは限らないため、防犯性能を求める場合は別途確認してください。

補助金は消費者が直接申請するのではない

先進的窓リノベ2026事業では、あらかじめ登録された「窓リノベ事業者」が、住宅所有者などに代わって交付申請を行います。補助金は事業者が受け取り、契約で決めた方法により工事発注者へ還元します。

そのため、工事会社を選ぶときは、次の点を確認してください。

  • 住宅省エネ支援事業者・窓リノベ事業者として登録されているか
  • 申請手続きに対応しているか
  • 申請予約を行う条件
  • 補助金の還元方法が契約書に記載されているか
  • 申請が不採択・予算終了となった場合の扱い

登録事業者であっても、補助金の交付を保証することはできません。書類不備や予算終了の可能性も含め、説明を受けてから契約しましょう。

国と自治体の補助金は併用できる?

同じ窓に対して、国のほかの補助制度と重複して補助を受けることは原則できません。みらいエコ住宅2026事業と先進的窓リノベ2026事業の両方で対象になる窓も、どちらか一方を選びます。

地方自治体の補助制度は、財源に国費が含まれていない場合など、条件を満たせば併用できる可能性があります。ただし、自治体ごとに受付期間、対象製品、施工業者の地域要件、併用ルールが異なります。

お住まいの都道府県・市区町村の公式サイトで、「住宅 省エネ」「断熱窓」「リフォーム 補助金」などを確認し、国の制度との併用可否を両方の窓口へ問い合わせてください。

窓リフォームと補助金の相談は生活修理案内所へ

窓リフォームは、窓の大きさを測って商品を選ぶだけではありません。結露、暑さ、寒さ、音、開閉不良などの悩みと、既存サッシの状態、壁との納まり、マンション規約を確認して工法を選びます。

生活修理案内所では、窓だけでなく、床・壁・水まわりを含む住宅リフォームをご相談いただけます。「補助金が使える窓を知りたい」「内窓と外窓交換のどちらがよいか分からない」「ほかのリフォームと一緒に見積もりたい」といった段階でもお問い合わせください。

  • お見積もりだけでも大歓迎です
  • 訪問見積もりの場で注文する必要はありません
  • 押し売りは絶対にいたしません
  • 不要な工事や商品は提案しません

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