給湯器の音は「音の名前」だけでは判断できない
同じ「ブーン」という表現でも、正常なファン・ポンプの作動音の場合もあれば、以前にはなかった異常な音の場合もあります。音を聞いただけで部品や原因を断定するのは難しいため、次の点を一緒に確認することが重要です。
- いつ鳴るか:点火時、使用中、停止直後、未使用時、寒い日など
- どこから聞こえるか:給湯器本体、配管、浴槽の循環口、リモコンなど
- 以前からある音か、最近始まった音か
- 音量や振動が大きくなっていないか
- エラー表示、異臭、煙、すす、水漏れを伴っていないか
危険なく確認できる範囲で状況を覚えておくと、点検時の手掛かりになります。音を確かめるために機器のカバーを外したり、何度も点火させたりしないでください。
故障ではないことがある主な作動音
| 音が出る場面 | 考えられる正常な動作 | 確認すること |
|---|---|---|
| 運転開始時・使用中 | 燃焼用ファン、ポンプ、バーナーなどの作動 | 以前と同じ程度の音か |
| お湯を止めた後 | 機器内部のファンやポンプがしばらく作動 | 時間がたつと止まるか |
| 追いだき・自動湯はりの前後 | ふろポンプによる残り湯や温度の確認 | 運転に連動しているか |
| 冷え込んだ日・未使用時 | 凍結予防のヒーターや循環ポンプの作動 | 寒いときだけ発生するか |
| 蛇口を急に閉めたとき | 配管内の圧力変化による衝撃音 | 毎回大きな振動がある場合は相談 |
メーカーや機種によって作動方法と音は異なります。取扱説明書に記載された音か確認し、分からない場合や音が大きい場合は点検を依頼してください。
寒い日に給湯器が動く音は凍結予防の場合がある
外気温が下がると、給湯器は本体や追いだき配管の凍結を防ぐため、自動でヒーターや循環ポンプを作動させる場合があります。お湯を使っていないのに音がしても、寒い日だけで、しばらくすると止まるなら凍結予防運転の可能性があります。
追いだき機能付きの機種では、浴槽の循環口より上まで水を残すよう取扱説明書で案内されていることがあります。必要な水位や操作は機種によって異なるため、ご自宅の取扱説明書を確認してください。詳しい冬の対策は給湯器の凍結予防と凍結したときの対処も参考にしてください。
使用を止めて点検を依頼したい症状
次のような場合は、単なる作動音と決めつけず、運転を止めて点検を依頼してください。
- 以前にはなかった大きな音や、強い振動が続く
- 笛やホラ貝のような音が給湯器本体から続く
- ガス臭、灯油臭、焦げた臭いを伴う
- 黒い煙、すす、異常な排気が見られる
- 点火時に大きな音がする、点火と停止を繰り返す
- エラー表示、水漏れ、温度の急変を伴う
ガス臭がする場合は、火気を使わず、換気扇や照明などの電気スイッチを操作しないでください。安全な場所から契約しているガス会社へ連絡します。石油給湯器で灯油漏れや強い灯油臭がある場合も、火気を近づけず使用を中止してください。

石油給湯器の異音は臭い・煙・すすも確認
石油給湯器は、燃焼時にバーナーや送油ポンプ、ファンなどが作動します。機種によって通常の運転音は異なりますが、異常な音や振動、強い臭い、煙、すす、油漏れがある場合は使用を続けないでください。不完全燃焼や機器の不具合が疑われることがあります。
排気口を物や囲いでふさいだり、利用者が分解・清掃したりするのは危険です。また、燃料切れ後の操作も機種ごとに異なります。取扱説明書の範囲を超える作業はせず、販売店や専門業者へ相談してください。
給湯器の交換が必要とは限らない
異音がしても、直ちに本体交換が必要とは限りません。正常な作動音、水栓を閉めたときの配管の衝撃、修理可能な部品の不具合など、原因はさまざまです。一方、長期間使用しており、異音に加えてエラーや温度不良を繰り返す場合は、部品の供給状況も含めて修理と交換を比較します。
使用年数だけで決めず、症状、安全性、修理部品の有無、今後の使用予定を確認しましょう。判断方法は給湯器は修理と交換のどちらを選ぶべきかでも解説しています。
原因が分からなくても電話1本で訪問します
音を言葉で説明するのは難しく、「正常音なのか故障音なのか自信がない」という方も多いでしょう。ご自身で型番を調べたり、音の動画や機器の写真を送ったりする必要はありません。
生活修理案内所では、お電話1本でご自宅へ伺い、無料の訪問見積もりを行います。現地で音が出る状況や機器の設置状態を確認し、修理・交換の選択肢をご案内します。押し売りはいたしません。0120-123-099に電話する

よくある質問
お湯を使っていないのに音がするのは故障ですか?
寒い日の凍結予防運転や、運転停止後のポンプ・ファンの動作など、故障ではない場合があります。ただし、音が異常に大きい、長く続く、臭いや煙を伴う場合は点検を依頼してください。
「ピー」「ブーン」という音だけで原因を判断できますか?
音の表現だけでは判断できません。発生するタイミング、音量の変化、振動、異臭、煙、エラー表示などを一緒に確認します。
異音がするとき、動画を撮る必要がありますか?
必要ありません。危険がなく撮影できる場合は点検の手掛かりになることもありますが、撮影のために機器へ近づいたり、異常運転を再現したりしないでください。生活修理案内所へお電話を頂けれ駆けつけ致します。
まとめ
給湯器は、運転開始・停止時、追いだき、寒い日の凍結予防などで音が出ることがあります。以前と変わらない小さな作動音なら故障ではない場合がありますが、急に大きくなった音、強い振動、異臭、煙、すす、エラーを伴う場合は使用を中止して点検を依頼してください。
音だけで原因を決めつけず、現地で状態を確認することが大切です。