まずは透明なコップに取って30秒ほど観察する
白い水が出たら、透明で色の付いていないコップに水を取り、明るい場所に置いてください。確認するポイントは、時間がたつにつれて水がどのように変化するかです。
- 最初に冷水側の水を透明なコップに取る
- 水平な場所に置き、30秒ほど動かさずに見る
- コップの底から上へ向かって透明になるか確認する
底の方から徐々に透明になり、最終的に濁りが消える場合は、細かな気泡が上へ抜けている可能性が高い状態です。東京都水道局や大阪市水道局も、透明な容器に取り、気泡が消えて透明になるかを確認する方法を案内しています。
時間がたつと透明になる白い水の正体
水道水には、もともと空気が溶け込んでいます。蛇口から勢いよく出たときや、水圧が変化したときなどに、その空気が非常に細かな泡となって現れると、水全体が白く見えます。
炭酸飲料の大きな泡とは違い、一つひとつを目で追いにくいほど細かな泡です。そのため、出した直後は白い液体のように見えても、静かに置くと泡が上へ抜け、下から透明に戻っていきます。
近隣で水道工事が行われたあとや、断水から復旧した直後には、配管内に入った空気の影響で白く見えることもあります。名古屋市上下水道局も、工事に伴って空気が混ざった水は、時間の経過とともに透明になると案内しています。
冷水は透明で、お湯だけ白く見えるとき
コップに取ってしばらく待っても白さが消えない場合は、空気の泡以外の原因も考えられます。東京都水道局と名古屋市上下水道局も、時間がたっても透明にならない場合は水道事業者へ連絡するよう案内しています。
特に、次のような変化を伴う場合は、飲用や調理への使用を自己判断せず、早めに水道局や建物の管理者へ相談してください。
- 時間がたっても濁りが消えない
- 水に白い粒や浮遊物が見える
- いつもと違うにおいや味がする
- 家中の複数の蛇口で同じ状態が続く
- 近隣の住宅でも同じ濁りが出ている
蛇口に付く白い固まりは「白い水」と別の現象
蛇口の先端やシンクに付く白い固まりは、水そのものが白く濁る現象とは分けて考えます。水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどが、水分の蒸発後に残ったものであることが一般的です。
水を出した瞬間の白濁はコップで変化を確認し、蛇口表面に残る白い汚れは清掃で対応する。この二つを混同しないことが、原因を判断しやすくするポイントです。
症状によって相談先を選ぶ
白い濁りが消えない場合でも、状況によって最初の相談先は変わります。
- 家中の蛇口で濁りが続く、近隣でも同じ:地域の水道局・水道事業者
- 水道工事や断水の直後:工事のお知らせに記載された窓口、または水道局
- 受水槽のあるマンションやビル:管理会社・管理組合
- 一つの蛇口だけで起きる:蛇口や配管を確認できる水まわり修理業者
- お湯側だけで続く:給湯器・給湯配管を確認できる修理業者
集合住宅では、受水槽以降の設備を建物側が管理している場合があります。東京都水道局も、貯水槽水道を利用する建物では、まず管理者へ問い合わせるよう案内しています。
一つの蛇口やお湯だけの異常は生活修理案内所へ
水道局へ相談した結果、宅内の蛇口・配管・給湯設備側の確認が必要と案内された場合は、生活修理案内所へご相談ください。
「原因をうまく説明できない」「給湯器なのか蛇口なのか分からない」という段階でも構いません。お電話で状況を伺い、対応エリアでは現地調査とお見積りに無料で伺います。写真を撮って機種や配管を調べるのが難しい方も、まずはお電話一本でご相談いただけます。
なお、水質そのものや道路側の水道管に関する判断は、水道局・水道事業者の担当範囲です。宅内設備の修理が必要か分からないときは、先に水道局へ確認すると相談先を切り分けやすくなります。
まとめ|白い水は「消えるかどうか」を確認する
蛇口から白い水が出たときは、透明なコップに取り、30秒ほど観察してみましょう。底から透明になり、白さが消えるなら、細かな気泡が原因である可能性が高い状態です。
待っても濁りが消えない場合や、粒・におい・味の変化を伴う場合は、水道局や建物の管理者へ相談してください。一つの蛇口だけ、お湯だけといった宅内設備に限られる症状は、蛇口・配管・給湯設備の点検を検討しましょう。