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リフォーム 香川博之

乾太くんは電気式より何がいい?メリット・デメリットを衣類乾燥機と比較

洗濯機とは別に衣類乾燥機を置きたいと考えたとき、候補になるのがガス衣類乾燥機「乾太くん」と電気衣類乾燥機です。
乾太くんは乾燥の速さで知られています。一方、電気式にも「ガス配管がなくても検討しやすい」「外壁へ排湿管を通す工事が基本的に不要」といった利点があります。どちらが優れているかではなく、毎日の洗濯量と住宅の設備条件で選ぶことが大切です。
乾太くんの大きなメリットは乾燥速度と仕上がり、電気式の大きなメリットは導入工事の比較的少ないことです。この記事では、6kg前後の家庭用衣類乾燥機を中心に、両者の違いを比較します。
乾太くんと電気式衣類乾燥機のメリットを速さ・仕上がり・設置工事で比較

乾太くんと電気衣類乾燥機の違いを比較

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比較項目乾太くん電気衣類乾燥機
主な熱源ガス電気ヒーター、製品によってはヒートポンプ
乾燥速度短時間で乾かしやすい機種・方式によって異なる
家庭用の容量例3kg・5kg・6kg・8kg・9kgなど4.5kg・5kg・6kgなど
主な工事ガス配管、排湿管、電源、専用台など電源、アース、専用台、離隔・換気の確保など
湿気の扱い排湿管を通して屋外へ排出室内へ排気するヒーター式では換気が必要。方式により異なる
初期費用本体に加えてガス・排湿工事が必要になりやすい住宅条件が合えば比較的導入しやすい
ランニングコスト都市ガス・LPガスの単価と機種で変わる電気単価、方式、機種で変わる

ここでいう電気衣類乾燥機は、洗濯機とは別に設置する単体型を中心にしています。洗濯から乾燥まで自動で行うドラム式洗濯乾燥機とは、使い方や比較条件が異なります。

また、温水式乾太くんは本体で直接ガスを燃焼させず、ガス給湯暖房用熱源機が作った温水を利用します。従来型との違いは、温水式乾太くんと従来の乾太くんの比較で詳しく紹介しています。

乾太くんのメリット1|乾燥時間を短縮しやすい

乾太くんを選ぶ大きな理由が乾燥速度です。リンナイの公表値では、従来型のRDT-63は実用衣類6kgを標準コースで約60分、温水式のRDO-60は6kgを約84分で乾燥します。

毎日複数回洗濯する家庭では、1回の乾燥が早く終わるほど次の衣類を入れやすくなります。保育園や学校で洗濯物が多い家庭、タオルを頻繁に洗う家庭、夜のうちに乾かしたい家庭では特に実感しやすいメリットです。

ただし、実際の時間は衣類の量、素材、脱水度、選択コース、気温、設置環境などで変わります。異なるメーカーが別々の条件で公表した時間を、そのまま横並びにすることもできません。

乾太くんの約60分、温水式の約84分はメーカー所定の試験条件による目安として確認してください。

参考:リンナイ「ガス衣類乾燥機」、リンナイ「温水式乾太くん 9月28日発売」

乾太くんのメリット2|タオルなどがふっくら仕上がりやすい

乾太くんは、ガスの温風で衣類を乾燥させます。ドラム内で衣類を動かしながら乾かすため、タオルなどの繊維が立ち上がり、自然乾燥よりふっくらとした仕上がりを期待できます。

リンナイは、合計3kg相当の洗濯物を使った試験で、乾太くんのタオルが天日干しや洗濯乾燥機より高く積み上がった結果を公表しています。ただし、これは所定の条件によるメーカー試験です。タオルの種類、柔軟剤、脱水状態、詰め込み方などで仕上がりは変わります。

電気式も温風とドラム回転でふんわり仕上げる機能を備えています。例えばパナソニックのNH-D605は「ツイン2温風」、東芝のED-60A4は衣類の絡みを検知してドラムを反転させる機能を搭載しています。

「電気式はふんわりしない」と決めつけるのではなく、乾太くんは短時間と仕上がりを両立しやすい点が強みと考えるのが適切です。

乾太くんのメリット3|大容量モデルを選びやすい

2026年10月時点で、家庭用の乾太くんには3kgから9kgまで複数の容量があります。家族分をまとめて乾燥したい場合や、シーツ・毛布なども乾かしたい場合は、8kg・9kgの大容量モデルを検討できます。

国内メーカーの単体型電気衣類乾燥機では、パナソニックNH-D605、日立DE-N60WV、東芝ED-60A4など、6kgクラスが主な選択肢です。

ただし、大きければよいわけではありません。乾燥容量は、普段1回に洗う衣類の重さ、設置スペース、洗濯機の容量に合わせます。9kgの洗濯機を使っていても、毎回9kgすべてを乾燥させるとは限りません。

電気式の製品例:パナソニック NH-D605、日立 DE-N60WV、東芝 ED-60A4

電気式より注意したい乾太くんのデメリット

ガス配管と排湿管の工事が必要

従来型の乾太くんにはガス配管と、湿気を屋外へ排出する排湿管が必要です。外壁に穴を開ける工事が必要になる場合があり、住宅の構造や設置場所によっては導入できません。

温水式は対応するガス給湯暖房用熱源機、温水配管、排湿管が必要です。所定の条件を満たせば浴室暖房乾燥機の排湿管と合流できる場合がありますが、どの換気設備とも接続できるわけではありません。

本体価格だけでは総額を比較できない

乾太くんでは、本体、専用台、ガス配管、排湿部材、電源、設置工事などを含む総額を確認します。電気式も専用台やアース、コンセント、配送設置費が必要ですが、既存設備が利用できれば工事範囲を抑えやすい場合があります。

賃貸・集合住宅では工事の制約を受けやすい

賃貸住宅やマンションでは、外壁、共用部分、ガス設備、換気設備へ勝手に工事できません。管理規約と管理会社の承認を確認する必要があります。

ガス料金によって運転費用が変わる

乾太くんの乾燥時間が短くても、必ず電気式よりランニングコストが安いとは限りません。都市ガスとLPガスでは料金体系が異なり、電気料金も契約プランや時間帯で変わります。

メーカーの試算を見るときは、使用したガス・電気単価、衣類量、機種、運転コースが自宅の条件と近いかを確認してください。

電気衣類乾燥機が向いている家庭

次のような場合は、乾太くんより電気衣類乾燥機の方が導入しやすい可能性があります。

  • オール電化住宅で、ガス設備を新設したくない
  • 外壁へ排湿管を通す工事ができない
  • 都市ガスがなく、LPガスの利用条件が合わない
  • 乾燥速度より初期工事の少なさを優先したい
  • 乾燥容量は4.5kgから6kg程度で足りる
  • 賃貸住宅で大がかりな工事が認められない

ただし、電気式も床や棚へ直接置けるとは限りません。メーカー指定の専用台、周囲との離隔、アース、必要なコンセント容量、換気などを確認する必要があります。

また、洗濯機と別置きの電気衣類乾燥機も、乾燥中に洗濯機で次の衣類を洗えます。「洗濯と乾燥を同時進行できる」という点は、乾太くんだけのメリットではありません。

乾燥速度と大容量を重視するなら乾太くんが有力

乾太くんは、短時間で乾かしたい、家族分の洗濯を何回も処理したい、8kg・9kgの大容量を選びたい家庭に向いています。ガス配管と排湿管を施工できる住宅なら、毎日の家事時間を短縮できる可能性があります。

一方、ガスや排湿管の工事を避けたい場合、乾燥容量が6kg程度で足りる場合は、電気衣類乾燥機も有力です。本体価格だけで決めず、専用台や工事を含めた総額、設置可否、普段の洗濯量を比較しましょう。

生活修理案内所では、乾太くんを設置できるか分からない段階でも、現地のガス設備、排湿経路、設置スペースを確認し、お見積りをご案内します。電気式と迷っている場合は、現在の洗濯機やご希望の使い方もお知らせください。

お見積りだけでも大歓迎です。訪問見積りの場で注文を決める必要はなく、不要な工事や商品の押し売りもいたしません。

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よくある質問

乾太くんは電気衣類乾燥機より必ず早く乾きますか?

はい、一般的にリンナイのガス衣類乾燥機「乾太くん」は、電気衣類乾燥機(ヒートポンプ式・ヒーター式)よりも圧倒的に早く乾きます。
※実際の時間は機種、衣類量、素材、脱水度、コースなどで変わります。

乾太くんはオール電化住宅にも設置できますか?

ガス設備を新たに整備できれば検討できますが、ガス供給、配管、排湿経路、設置場所などの確認が必要です。工事費を含めると電気式の方が現実的な場合もあります。

乾太くんと電気式では、どちらの光熱費が安いですか?

乾太くんの乾燥時間は電気式衣類乾燥機の1/3と圧倒的に短く済み、光熱費も都市ガスだった場合はヒートポンプ式や浴室乾燥と比べて低くなる傾向にあります。

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