FBIAとは「一般社団法人ファインバブル産業会」
FBIAは「Fine Bubble Industries Association」の略称で、日本語では「一般社団法人ファインバブル産業会」といいます。
ファインバブル技術について、企業、研究者、大学・研究機関などが連携し、調査、研究、開発、標準化、認証などを進める産業団体です。ファインバブルを発生させる機器だけでなく、水処理、洗浄、農業、食品、医療、化粧品など、幅広い分野での実用化と産業基盤づくりを目的としています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 一般社団法人ファインバブル産業会 |
| 英語名称 | Fine Bubble Industries Association |
| 略称 | FBIA |
| 主な活動 | 研究・開発、ISO・JISなどの標準化、製品認証・登録、計測技術、市場普及 |
| 対象分野 | 給湯器、シャワー、洗濯機、水処理、農業、食品、医療など |
国や自治体の機関ではなく、ファインバブル技術の産業化と信頼性向上に取り組む一般社団法人です。
公式サイト:一般社団法人ファインバブル産業会
そもそもファインバブルとは?
ファインバブルは、直径100μm未満の小さな気泡の総称です。大きさによって、主に次の2種類に分けられます。
| 名称 | 気泡の大きさ | 特徴 |
|---|---|---|
| ウルトラファインバブル | 1μm未満 | 肉眼では見えず、水中に長く存在しやすい |
| マイクロバブル | 1μm以上100μm未満 | 条件によって白く見え、浮上しながら小さくなる |
給湯器で多く見かけるのは、ウルトラファインバブルを発生させ、浴室、洗面所、キッチンなどへお湯と一緒に届けるタイプです。
FBIA認証では何を確認している?

FBIAの製品認証登録制度では、主に次の3点を確認しています。
- ファインバブルの発生性能
平均気泡径や個数濃度について、ISO規格などに沿った方法で測定されているかを確認します。 - ファインバブルによる効果
申請者から提出された試験について、試験方法と判定結果の妥当性を専門家が確認します。 - 製品の品質管理
量産された製品でも、ファインバブルの発生性能や効果が一定の水準で維持される生産・管理体制かを確認します。
認証制度では、広告表示が「ファインバブル広告・表示ガイドライン」に適合しているかも審査対象です。
2024年7月以降は、適合判定に用いる規格をFBIA規格からISO規格へ移行し、「ISO適合認証制度」として運用されています。過去の登録製品やFBIA規格適合製品から、新しい認証へ移行している製品もあります。
FBIA認証マークがあれば何が分かる?
FBIA認証マークと認証番号を確認すると、その製品について、ファインバブルの種類、性能区分、認証対象となった効果などをFBIA公式一覧で照合できます。
例えば、認証番号に含まれる「U」はウルトラファインバブルを示し、「7b1」などの記号は気泡の個数濃度とサイズの区分を表します。これは、数字が大きいほど製品全体が優秀という単純なランキングではありません。
FBIA認証のある給湯器の例
2026年9月1日時点のFBIA製品認証一覧には、パロマとリンナイのウルトラファインバブル内蔵型給湯器が掲載されています。
| メーカー | 認証製品 | 認証番号 | 認められた主な効果 |
|---|---|---|---|
| パロマ | ウルトラファインバブル内蔵型給湯器 | CU7b10026 | 排水管汚れの洗浄効果 |
| リンナイ | ウルトラファインバブル内蔵型給湯器 | CU7ab10031 | 排水管汚れ・浴室汚れ・肌汚れの洗浄効果、肌水分量の向上効果 |
認証された効果の数が違うからといって、掲載されていない効果が必ず存在しないという意味ではありません。FBIAへ申請し、所定の条件で審査を受けた範囲が公式一覧へ掲載されています。
具体的な給湯器の型式例
FBIAの認証一覧は「ウルトラファインバブル内蔵型給湯器」という製品群で掲載されており、すべての型式が個別に列挙されているわけではありません。メーカー資料から確認できる代表型式には、次のような製品があります。
| メーカー | シリーズ・型式例 | 種類 |
|---|---|---|
| パロマ | BRIGHTS GRAND FH-UEH2422FAWL | 24号・フルオートタイプのガスふろ給湯器 |
| リンナイ | RUF-UE2406AW | 24号・フルオートタイプのガスふろ給湯器 |
同じシリーズでも、号数、オート・フルオート、設置方式、ガス種などによって型式が変わります。購入時には、メーカーの最新カタログで「FBIA認証製品」の表示と認証番号を確認してください。
FBIA会員の給湯器メーカー
2026年9月1日時点のFBIA会員一覧では、給湯器を製造する主なメーカーとして次の企業を確認できます。
| メーカー | 会員種別 |
|---|---|
| 株式会社パロマ | 正会員 |
| リンナイ株式会社 | 正会員 |
| 株式会社長府製作所 | 賛助会員 |
| 株式会社ノーリツ | 賛助会員 |
正会員はFBIAの運営や各種委員会などへ参加でき、賛助会員は講習会への参加や活動支援などを行う区分です。
ただし、FBIA会員であることは、そのメーカーが販売する給湯器すべての認証を意味しません。反対に、FBIAの認証制度は非会員でも利用できます。メーカーの会員資格ではなく、購入する製品に認証マークと認証番号があるかを確認することが重要です。
まとめ
FBIA認証は、一般社団法人ファインバブル産業会が、ファインバブルの発生性能、効果判定の妥当性、品質管理などを確認した製品に表示されるマークです。
給湯器では、パロマとリンナイのウルトラファインバブル内蔵型給湯器がFBIAの製品認証一覧へ掲載されています。具体的な型式例として、パロマ「FH-UEH2422FAWL」やリンナイ「RUF-UE2406AW」などがあります。
目に見えないファインバブルの効果や性能を客観的に証明として購入時の目安となるものとお考えください。