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給湯器 香川博之

給湯器の「BL認定品」とは?BLマークの意味と非BL品との違いを解説

給湯器を交換するとき、商品名や型式の近くに「BL認定品」「BL品」と書かれていることがあります。「一般品より高性能なの?」「BLが付いていない給湯器は危険なの?」と疑問に感じる方もいるでしょう。
BL認定品とは、一般財団法人ベターリビングが定めた基準に適合し、品質、性能、施工性、アフターサービスなどに優れた住宅部品として認定された製品です。給湯器だけの制度ではなく、便器、サッシ、宅配ボックスなど、さまざまな住宅部品が対象になっています。
ただし、BLマークだけで給湯器の号数や機能、省エネ性まで決まるわけではありません。この記事では、BL認定制度の意味とメリット、非BL品との違い、購入前に確認したいポイントを解説します。
給湯器のBL認定品とBLマークの意味を解説するイメージ

BL認定品とは「優良住宅部品」のこと

BL認定品の正式な呼び方は「優良住宅部品(BL部品)」です。BLは「Better Living(よりよい住まいを)」の頭文字から取られています。

一般財団法人ベターリビングが、人々の住生活水準の向上と消費者保護を目的として、定められた認定基準に適合する住宅部品を認定しています。認定品には、BLマーク証紙、銘板、刻印などによってBL部品であることが表示されます。

項目内容
BLの意味Better Living(よりよい住まいを)
認定する団体一般財団法人ベターリビング
認定対象工場で生産される住宅設備・住宅部品
給湯器の対象例ガス給湯機、石油給湯機、電気給湯機、ハイブリッド給湯・暖房システムなど
確認方法本体のBLマーク、認定番号、ベターリビング公式データベース

国が個々の製品に付与するマークではありませんが、住宅部品の評価・認定を行う第三者機関による制度です。



公式サイト:財団法人ベターリビング

給湯器のBL認定では何を確認する?

BL認定は、給湯器が動作するかだけを見る制度ではありません。品目ごとに認定基準と試験方法が定められ、次のような観点から総合的に評価されます。

確認される観点給湯器での主な内容
機能性給湯能力、温度制御、追いだき機能など
安全性燃焼、水通路の耐圧、電気的な安全性、誤使用・事故防止など
耐久性弁や機構部の繰り返し動作、耐圧、使用上必要な耐久性能など
施工性接続位置、設置手順、施工上の注意点が適切に定められているか
品質・供給体制安定した生産、品質保証、相談・メンテナンス体制など
情報提供性能、使用方法、点検、故障時の対処、保証内容などが分かりやすいか

つまり、BL認定は「給湯器の一つの性能だけが優れている」という意味ではなく、住宅部品として安心して選び、施工し、使い続けるための体制まで確認する制度です。

BL認定品を選ぶ主なメリット

品質・性能を比較するときの判断材料になる

メーカーの自己申告だけでなく、第三者機関が品目別の基準に沿って評価しているため、給湯器選びの判断材料になります。

アフターサービス体制も認定要件に含まれる

ガス給湯機の認定基準では、相談窓口やメンテナンス体制を整備することに加え、生産終了後も取替えパーツを10年以上供給できる体制が求められています。ただし、すべての部品が必ず10年間在庫されるという意味ではなく、「供給可能な体制」に関する基準です。

BL保険で認定企業などの責任履行を支える

BLマークが表示された認定部品には、設計・製造の瑕疵や、認定企業が定めた施工方法に沿って施工した場合の施工瑕疵などを対象とするBL保険が付されています。瑕疵によって第三者の身体や財物に損害が発生した場合の賠償責任も制度の対象です。

BL品と非BL品の違い

比較項目BL認定品非BL品
第三者認定ベターリビングの認定基準に適合BL認定の対象ではない
表示BLマーク・認定番号などを表示BLマークなし
評価範囲性能、安全、耐久、施工、維持管理などを総合評価メーカーごとの基準・各種法令や規格に基づく
BL保険所定の条件で対象対象外
価格販売店や型式による販売店や型式による

非BL品だから危険、低品質ということではありません。給湯器にはBL認定とは別に、法令や安全基準、メーカー独自の品質管理があります。また、一般販売向けと集合住宅向けなど、流通経路や仕様の違いによってBL品と非BL品が分かれている場合もあります。

反対に、BL品であっても設置場所に合わない型式を選んだり、施工方法が不適切だったりすれば安全に使用できません。認定の有無だけでなく、住まいとの適合確認が必要です。

BL認定品ならメーカー保証が必ず長くなる?

BL認定制度では品質保証が認定要件に含まれ、保証期間は品目や重要な機能・部位ごとに定められています。しかし、消費者が受けられる具体的な保証期間や内容は、購入した製品の保証書で確認する必要があります。

販売サイトで「BL品は保証が長い」と説明されることがありますが、次の内容を分けて考えましょう。

  • メーカーが製品に付ける無償修理保証
  • 販売店や施工店が独自に付ける延長保証・工事保証
  • 認定企業などの保証責任を支援するBL保険

これらは同じ制度ではありません。BL認定品を購入するときも、本体保証、施工保証、対象外となる故障を見積り段階で確認すると安心です。

給湯器にBLマークがあるか確認する方法

  1. カタログや商品ページを見る
    「BL認定品」「BL品」などの表示を確認します。
  2. 給湯器本体の銘板・ラベルを見る
    BLマークや認定番号が表示されている場合があります。
  3. 見積書の正式型式を確認する
    似た型式でも末尾の記号などによって仕様が異なることがあります。
  4. ベターリビングの公式データベースで照合する
    品目、認定企業、認定番号、型式などから検索できます。

ベターリビング公式「BL部品の検索」

BL認定品でも号数・機能・設置方式は別に選ぶ

BL認定は、給湯器が自宅に適していることを自動的に保証するものではありません。交換時には、少なくとも次の項目を確認します。

  • 16号・20号・24号などの給湯能力
  • 給湯専用・オート・フルオートの違い
  • 都市ガス・LPガス・石油・電気などの熱源
  • 壁掛形・据置形、屋内・屋外などの設置方式
  • PS設置、排気方向、排気筒などの条件
  • エコジョーズなどの省エネ性能
  • 既存配管・リモコン・浴槽アダプターとの適合

特にマンションでは、パイプスペースの寸法や排気方法、管理規約により選択できる機種が限られます。現在と似た外観だけで選ばず、現地の設置条件を確認してもらいましょう。

BL認定品はどんな人に向いている?

BL認定品外でも、耐久性に差はなく、「認定を受けていないからすぐに壊れる」ということはありません。
日本の国内メーカーは、安全基準や省エネ性能などの基本部分はしっかりクリアして製造されています。
生活修理案内所では、これまで数多くの給湯器の交換や修理を承ってきましたが、BL認定品と認定外品での壊れやすさに差は出ておりません。

ただし、
ごくまれにマンションなどの集合住宅の指定や管理規約でBL認定品が必須になってるケースがございます。
生活修理案内所のお客様にも事例がございました。
その場合は、BL認定品から機種選定が必要です。

給湯器のトラブルは生活修理案内所にご相談を

給湯器の型式は文字列が似ており、BL品かどうかだけでなく、号数、ガス種、設置方式、排気仕様までご自身で確認するのは簡単ではありません。

生活修理案内所では、現在の給湯器や設置状況を確認し、ご希望とご予算に合う交換機種をご案内します。

  • 今使っている給湯器がBL品か知りたい
  • BL品と非BL品のどちらを選ぶべきか相談したい
  • マンションで交換できる型式を確認してほしい
  • 本体・リモコン・工事費を含む見積りがほしい

お気軽に生活修理案内所へご相談ください。

給湯器の機種選定・交換について電話で相談する

よくある質問

BL認定品は国が認定した給湯器ですか?

国が個々の給湯器を認定する制度ではありません。一般財団法人ベターリビングが、品目別の基準に基づいて認定する優良住宅部品です。

BLマークがない給湯器は使ってはいけませんか?

いいえ。非BL品であることだけを理由に危険、低品質とはいえません。設置条件への適合、安全基準、機能、保証などを含めて判断してください。

BL認定品なら故障時は必ず無料ですか?

必ず無料になるわけではありません。保証期間、故障原因、施工方法などの条件があります。保証書とメーカー・施工店の保証内容をご確認ください。

BL品と非BL品で給湯能力は変わりますか?

BL認定の有無だけでは決まりません。給湯能力は16号・20号・24号などの号数、外気温、水温、同時使用量によって変わります。

まとめ

BL認定品とは、一般財団法人ベターリビングが、機能、安全性、耐久性、施工性、品質保証、維持管理体制などの基準に適合する優良住宅部品として認定した製品です。

給湯器のBL認定品には、BLマークや認定番号が表示され、所定の条件でBL保険の対象になります。また、アフターサービスや取替え部品の供給体制も認定基準に含まれています。

ただし、非BL品が危険という意味ではなく、BL認定だけで号数、設置方式、省エネ性、保証内容まで決まるわけでもありません。正式型式を確認し、自宅の設置条件に適した給湯器を選びましょう。

BL品を含めた給湯器の比較や交換見積りは、生活修理案内所へご相談ください。

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